1. ビデオ接続
急いで外部機器を接続する必要がある際は、フロントパネルのコネクターを使用できます。全モデルに12G-SDI入力が搭載されており、6x2および8x4モデルには12G-SDI出力も搭載されています。USB-Cウェブカム出力もあります。
Blackmagic Videohub Miniルーターは、既存のSDI機器に入力を追加するのに最適なソリューションです。同シリーズは3機種を展開しており、⅓ラック幅の4x2モデル、½ラック幅の6x2モデル、⅔ラック幅の8x4モデルから選択可能。接続はすべて12G-SDIで、SD、HD、Ultra HDのビデオフォーマットに対応しています。また、これらのルーターに搭載された新しい種類のクリーンスイッチは、入力に固定されておらず、ビデオ出力で選択されます。つまり、特定のソースをクリーンスイッチで1つの出力にルーティングし、同じソースを他の複数の出力への直接フィードとして切り替えられます!フロントパネルには、ビデオルーティング用のボタンに加えて、緊急用の12G-SDI接続とUSBウェブカムビデオ出力が搭載されています!
取扱販社Blackmagic Videohub Miniルーターは、あらゆる種類のSDI放送機器に入力を追加するために設計されています。小型のデザインなので、スペースが限られているモバイルラック内であまり場所を取りません。ATEMスイッチャーに入力を追加したり、配信エンコーダーやHyperDeckレコーダーに入力選択を追加可能。ビデオモニターに入力を追加することもできます!ルーターでは、作業中に慌ただしくケーブルをパッチングすることなく接続を変更できるので非常に便利です。顧客の要求にすばやく対応する必要がある際や緊急時は、フロントパネルのSDIコネクターに機器を接続できるので、予期せぬ事態でも、ラックを接続し直す必要なく対応できます。
SD、HD、Ultra HDに対応した小型ビデオルーター。12G-SDI入力を4つ、各入力に1つのループ出力、12G-SDI出力を2つ搭載。フロントパネルには、ルーターコントロールに加えて、緊急用12G-SDI入力とUSB-Cウェブカムビデオ出力を搭載!
このモデルは1/2ラック幅で、ループ出力に対応した12G-SDI入力を6つ、12G-SDI出力を2つ、クリーンスイッチ出力をロックするリファレンス接続を搭載。フロントパネルには、ルーターコントロールに加えて、12G-SDI入力、12G-SDI出力、USB-Cウェブカム接続を搭載。
この最大モデルは2/3ラック幅で、ループ出力に対応した12G-SDI入力を8つ、12G-SDI出力を4つ、クリーンスイッチ用のリファレンス入力を搭載。フロントパネルには、ルーターコントロールに加えて、12G-SDI入力、12G-SDI出力、USB-Cウェブカム接続を搭載。
Blackmagic Videohub Miniのフロントパネルは、すばやいカットバススタイルのスイッチング用に設計されており、各入出力専用のボタンを搭載。ビデオ接続をルーティングするには、送信先ボタンを選択し、ソースボタンを押すだけです!これらのルーターは小型のポータブルラックに収まる設計ですが、ルーティングに必要なコントロールをすべて搭載しています。また、フロントパネルには外部機器を接続できる12G-SDIビデオコネクターがあります。フロントパネルの入力にビデオが接続されると、リアパネルの入力のうち番号が一番大きい入力がオーバーライドされます。フロントパネルにはUSBウェブカム出力もあるので、コンピューターを接続し、ビデオスコープおよび配信ソフトウェアの使用や収録が可能です。
急いで外部機器を接続する必要がある際は、フロントパネルのコネクターを使用できます。全モデルに12G-SDI入力が搭載されており、6x2および8x4モデルには12G-SDI出力も搭載されています。USB-Cウェブカム出力もあります。
全機種が高品質の入力選択ボタンを搭載しており、これらを押すと、選択された出力にソースが瞬時に切り替わります。
出力ボタンでは任意の出力を選択できます。その後は入力ボタンを押すとこの出力が変更されます。ルーティングするには、先に出力ボタンを押してから入力ボタンを押します。
Blackmagic Videohub Miniの全機種に搭載されている高度な12G-SDI接続はマルチレートに対応しているため、2160p60までのあらゆるSD、HD、Ultra HDビデオフォーマットをサポートしており、あらゆるSD、HD-SDI、3G-SDI、6G-SDI、12G-SDI機器を接続可能。Blackmagic Videohub Miniは、同じルーターであらゆるビデオフォーマットを同時にルーティングできます。12G-SDIは、通常のHD機器でも動作するBNC接続一本で高フレームレートのUltra HDを送信できるため、異なるビデオ入力をシームレスに切り替えられ、SDI出力のフォーマットは自動的に変更されます!12G-SDIは、既存の機材だけでなく、将来的に新しい機器を導入した場合にも対応できる未来を見据えたテクノロジーです。
非同期のソース
再同期とクリーンスイッチ
Blackmagic Videohub Miniは全機種がクリーンスイッチ機能を搭載しており、ソース間の切り替えにおいて安定したビデオトランジションが確保されます。このクリーンスイッチ機能は独特で、入力ではなく、各出力で設定されています。この重要な特徴により、クリーンスイッチに必要な再同期プロセッサーは、ビデオに対するビデオフレームの追加・削除を行うことができます。つまり、HyperDeckレコーダーは追加フレームが挿入されないようにクリーンスイッチを使用しない直接フィードに設定する一方、モニターまたは配信エンコーダーのルーター出力では、クリーンスイッチを使用してシームレスなソース変更が行えます。クリーンスイッチは、ソースを入力1に、または6x2および8x4モデルではリファレンス入力にロックします。
Blackmagic Videohub Miniの全機種は、各12G-SDI入力にSDIリクロッキングを内蔵しています。SDIリクロッキングは、ビデオ信号を再生成することで、最適なビデオ品質を確保し、SDIデータのエラーを防ぎます。長いケーブルを使用すると信号が劣化するため、この機能は非常に重要です。高級なデジタルケーブルで改善される場合もありますが、それらを使用してもケーブルが長くなることで生じる品質の劣化を完全に排除することはできません。スタジオ内のすべてのSDIデバイスをリクロッキングすると、全機器が再生成された信号を受信し、ジッター性能が改善されます。これにより、長尺のケーブルを使用してもビデオが途切れることはありません。
Blackmagic Videohub Miniは、非常に便利な12G-SDIパッチコネクターをフロントパネルに搭載しており、ビデオに直接アクセスできます。つまり、ラックの裏でケーブルを配線し直す必要がないので、誤って重要な接続を切ってしまう心配がありません!これは、急いで外部機器を追加する際や、クライアントから予定外の要求があった際などに非常に便利です!全機種のフロントパネルに12G-SDI入力があり、接続されると、リアパネルのビデオ入力のうち番号が一番大きい入力がオーバーライドされます。6x2および8x4モデルはフロントパネルに12G-SDI出力もあり、最も大きい番号の出力と同じビデオが出力されます。番号が一番大きい入出力は、あらゆるルーターにおいて使用頻度が最も低いため、それらを使用することをお勧めします。
フロントパネルのUSB-C接続はHDウェブカメラのビデオソースとして機能するので、ルーターのフロントパネルから生配信が可能。コンピューターに接続するだけで、あらゆるビデオソフトウェアを使用できます!実際にはSDIビデオソースですが、ソフトウェアはこのルーターを一般的なウェブカメラであると認識します。あらゆるビデオソフトウェアと互換性があり、フル解像度の1080HD品質が得られます。ビデオソースがUltra HDであれば、ウェブカム出力用にHDにダウンコンバートされます。ライブのSDIビデオをZoom、Microsoft TeamsまたはSkypeなどの一般的なビデオソフトウェアにルーティングして、放送品質のプレゼンテーションが行えます!または、Open BroadcasterやXSplit Broadcasterなどの配信ソフトウェアを使用できます!
Blackmagic Videohubルーターの全機種は遠隔操作が可能。これは、建物内の異なる場所にあるルーターに機器が接続されている大規模な放送スタジオでは欠かせない機能です。ハードウェアパネルは2種類あります。Videohub Master Control Proはフロントパネルと似ており、スピンノブ、LCD、ショートカットボタンを搭載しています。Videohub Smart Control Proには全ボタンが搭載されています。Videohub Smart Control Proには全てのボタンが搭載されており、各ボタンをルーター入力にプログラムして、単一のルーター出力をコントロールできる。パネルのボタンを押すだけで、ルーター出力を瞬時に変更できます。各ビデオモニターの下に、スマートパネルを設置すると最も効率良く機能します!
Blackmagic Videohub Miniを離れた場所からコントロールしたい場合は、無償でダウンロードできるVideohub Software Controlが理想的なソリューションです。Videohub Software ControlはMacとWindowsの両方と互換性があるため、クリエイティブな作業に使用している既存のコンピューターで起動可能。このソフトウェアでは、大きくて押しやすいアイコンスタイルのボタンを使用します。各ボタンはルーター入力およびルーター出力にカスタマイズ可能。また、視覚的に把握しやすいように各ボタンにカスタムアイコンを割り当てられます。ボタンが大きいので、タッチスクリーンPCで使用するのに最適。ソフトウェアを大画面のXYコントロールパネルとして使用できます!Apple iPad用のソフトウェアもダウンロードできます。
Videohub Miniはフロントパネルにルーティングボタンがあるので、使用前のセットアップは一切不要です。しかし、ルーターを離れた場所からコントロールしたい場合は、無償のBlackmagic Videohub Setupを使用して入出力のラベルをカスタマイズ可能。これにより、外部コントロールパネルの使用が可能になります。Blackmagic Videohub Setupは、すべての高度なルーター機能にアクセスできるので非常に便利です。同ソフトウェアを使用することで、フロントパネルボタンの遠隔操作用のラベルの作成、ルーターソフトウェアのアップデート、イーサネットの設定、外部ハードウェアパネルのコンフィギュレーションが可能です。このソフトウェアは弊社ウェブサイトより無償でダウンロード可能。MacとWindowsの両OSをサポートしており、イーサネットまたはUSBで接続できます。
世界的なイベントに関わる場合、最新の技術とテレビフォーマットを常に把握しておく必要があります。Videohubは、すべての525 NTSC、625 PAL、720p、1080i、1080p、2K、4KおよびすべてのUltra HDビデオフォーマットをサポート。また、同時に複数のビデオフォーマットを接続できます!
SDIフォーマットは、12G-SDIビデオ信号に最大64チャンネルのエンベデッドオーディオを含んでいます。エンベデッドオーディオの利点は、一本のBNCケーブルですべてを接続でき、オーディオはすべてビデオとの同期が完全に維持される点にあります。また、近代的なSDI機器はエンベデッドSDIオーディオに対応しています。
Videohubは、最高品質のビデオに対応するように設計されています。10-bitビデオは、8-bitビデオより色を正確に表現できるため、最も一般的に使用されているフォーマットです。あらゆるフォーマットの4:2:2の8-bitまたは10-bitビデオをルーティングでき、2160p30までの4:4:4の12-bit SDIにも対応しているため劇場映画も扱えます!
Blackmagic VideohubルーターはUnicodeの内部ラベルに対応しているので、外部ソフトウェアコントロールを使用する際は、ラベルを任意の言語にカスタマイズできます。また、ルーター設定用のソフトウェアユーティリティは、日本語、英語、中国語、韓国語、スペイン語、ドイツ語、フランス語、ロシア語、イタリア語、ポルトガル語、トルコ語、ポーランド語、ウクライナ語に対応。自分のコンピューターで選択した言語に関わりなく、ラベルは完全に独立しており、常にUnicodeなので、必要であればラベルをカスタマイズして複数の言語をミックスして使用することも可能です!多言語に対応しているので、異なる言語を話すスタッフが参加する海外ロケなどで非常に便利です。
Videohubの全機種が無償のソフトウェア開発キット(SDK)を同梱しているので、デベロッパーやシステムインテグレーターは、簡単にプロトコルサポートを追加して、放送オートメーションシステムにすばやく統合できます。また、Videohubルーターは全機種がシンプルなテキストベースのプロトコルなので、簡単に習得可能。これにより、Raspberry PiやArduinoなど様々なコンピューター・プラットフォームやエンベデッドハードウェア用のカスタムコントロール・ソリューションの作成を簡素化できます。このプロトコルはTelnetアプリでも使用できるため、コーディングを始める前にルーターをコントロールできるか試せます。また、Videohub Software Controlに使用されているプロトコルと同じなので、十分に検証されており、複雑なコントロールアプリケーションに必要な機能がすべて含まれています。
Blackmagic Videohub MiniルーターはAC電源を内蔵。標準のIEC電源ケーブルを使用して、一般的な壁のコンセントに接続できます。この国際対応電源はAC 100〜240Vで自動的に動作するので、場所を問わず世界中で使用できます。Blackmagic Videohub MiniはAC電源をサポートしていますが、12V DC電源接続も搭載しています。2種類の電源に対応しているため、冗長性が得られ、電源ユニットの故障時や停電時にもルーターを稼働させ続けることができます。