ATEM Mini Pro ISOは、DaVinci Resolveワークフローに組み込んで使用するよう設計されており、時間をかけて完璧なプログラムを作成できます。各ビデオ入力の個別ファイルと共に、DaVinci Resolveプロジェクトも保存されるので、ライブイベントを編集タイムラインとして再構成できます。ライブプロダクションは、非常に慌ただしく予測しにくいものですが、ATEM Mini Pro ISOでは編集の修正やショットの置き換えが可能になり、これらの作業に必要なだけ時間をかけられます!また、カラリスト、オーディオエンジニア、グラフィックデザイナーなど、専門分野のアーティストに協力してもらうこともできます。ATEM Mini Pro ISOをDaVinci Resolveと併せて使用することで、ライブイベントに簡単な変更を適用してアップロードしたり、クリエイティブな要素を追加できます。
取扱販社ISO(個別収録)ファイルを収録する際、ライブプロダクションのDaVinci Resolveプロジェクトファイルも保存され、編集タイムラインとして使用できます。つまり、クリックするだけでライブイベントのファイルを開くことができ、タイムライン上で、カット、トランジション、メディアを使用した編集が可能です。すべてのタイムラインクリップが、各入力の"ISO"収録にリンクされているため、編集の変更やショットの置き換えを自在に行えます。また、DaVinci Resolveに内蔵されている編集、カラーコレクション、VFXのすべてのツールを自由に使用できます。ライブプロダクションは、予測不可能なイベントではなくなります!わずか数秒で、プロジェクトを開き、編集を調整して、新しい完璧なマスターファイルをレンダリングできるので、遅延は生じません。
DaVinci Resolveのトリム編集は、マウスでタイムラインの編集点をクリック&ドラッグする位置に応じてトリムツールが自動的に選択されるため、非常に簡単です。編集の右側をクリック&ドラッグすると、後続クリップのイン点をトリムできます。編集の左側をマウスでクリック&ドラッグすると、先行クリップのアウト点をトリムできます。編集の真ん中でマウスをクリックすると、編集点をロールできます。ATEM Miniタイムラインを読み込んだ場合は、オーディオとビデオの同期がずれることを防ぐため、編集をリップルしないよう注意してください。カットページには、ディゾルブをすばやく追加/削除するためのボタンもあります。スムースカットトランジションを追加すると、高度なAIアルゴリズムでカットを滑らかにし、ジャンプカットを削除できます。言い間違えなどを削除しても、動きは滑らかなままで、編集したことが分かりません。
Roll
Ripple
Slip
Slide
ライブプロダクションの現場は非常に慌ただしく、次々と切り替わるアクションにスイッチングが追いつかない場合や、重要なショットを逃してしまう場合もあります。例えば、ライブインタビューでゲストがディベートを行なっている場合など、発言者を逐次追うことは困難です。誰かが話し始めた後にその人に切り替えた場合、編集で編集点をロールして簡単にタイミングを修正できます。編集点を少し前にロールすることで、発言者が話し始める直前に、カメラをその人に切り替えられます。これにより、ディベートの流れがはるかにスムーズになります。DaVinci Resolve Editor Keyboardでは、サーチダイヤルを使ってトリムできるため、よりスピーディなトリム編集が可能です!
すべてのATEM入力の映像にアクセスできるため、エキサイティングなショットを簡単に見つけて置き換えられます。カットページでソーステープを選択すると、すべてのクリップが順番通りビューアにロードされるため、すべてのメディアを見ながらスクロールできます。エキサイティングなショットを見逃すことはありません!使用したいショットを見つけたら、ソース上書き機能を使用して置き換えます。ソース上書きを選択するだけで、ビューアのクリップがタイムラインに自動的に追加されます。置き換えるショットとのタイムコード同期は維持されます。ソース上書き機能は、同期しているクリップを編集に使用するので、タイムラインにイン点およびアウト点を設定する必要もありません。メディアをスクロールして、ソース上書き機能を使用するだけで、複数のエキサイティングなカットアウェイを作成できます!
DaVinci Resolveのカットページは、同期ビンと呼ばれるマルチカムの独自のスクロールシステムに対応しています。タイムラインに同期しているクリップのみが表示されるので、タイムラインをスクロールして、使用可能なクリップを見つけられます。すべてのISOクリップにタイムコードが付いており、DaVinci Resolveの同期ビンでは、すべてのショットを完璧な同期でスクロールできます。クリップはマルチビューに表示され、使用したいショットのビューをクリックするだけで選択できます。イン点は自動的に設定されるので、ショットをスクロールして「O」キーを押して、アウト点を設定します。次にソース上書きを選択して、ショットをタイムラインに追加します。同期ビンはスイッチャーのように機能するので、カットアウェイを簡単に追加できます!
入力を収録する際、メディアプールのグラフィックも保存されるので、タイムラインを開いた際に、タイトルやスチルが編集に含まれています。ライブプロダクションで使用されたタイトルのみが保存されます。キーイングされたタイトルはタイムラインのレイヤー2に保存され、メディアプールのグラフィックがビデオソースとして使用された場合はレイヤー1に保存されます。タイトルは編集に焼き付けられていないので、削除、変更、ローカライズが可能。ATEM Miniのメディアプールで対応しているのは、スチルフレームグラフィックだけですが、編集でこれらのスチルフレームをアニメーションタイトルに変更できます。古い作品のタイトルを新しいデザインにアップデートして、最新のルックにリニューアルできます。Fusionで3Dタイトルを追加することもできます!
Blackmagic Pocket Cinema Camera 4Kおよび6Kモデルを使用している場合、カメラでBlackmagic RAWを収録できます。ATEM Mini ISOシリーズは、HDMI経由でメタデータをアップロードし、カメラにタイムコードを同期するので、これらのBlackmagic RAWファイルも同期されます。つまり、H.264のISOファイルの代わりにBlackmagic RAWファイルをDaVinci Resolveで使用できるので、より高品質な映像を得られます。Blackmagic RAWファイルはフィルムガンマなので、クリエイティブなカラーコレクションを施して、シネマライクなルックを得られます。さらに、ファイルは4Kあるいは6Kなので、DaVinci ResolveプロジェクトをUltra HDに変更できます。ATEM Mini ISOスイッチャーはHDですが、Ultra HDの編集が得られます!コンピューターなどのカメラ入力以外の入力は、自動的にアップスケールされます。
Blackmagic RAWは、全く新しいクリエイティビティの世界を切り開きます。HDで配信を行なった後、創造的でシネマライクなカラーコレクションを施してUltra HDで納品できるのです。Blackmagic Pocket Cinema Cameraは、高解像度センサーを搭載しており、低照明条件でも威力を発揮します。つまり、Blackmagic RAWファイルにセンサーの幅広い領域をキャプチャーでき、一方でカメラの出力をATEM Miniに接続してライブ配信できます。また、高解像度であることで、ショットの再フレーミングやズームを柔軟に行えます。ファイルに豊富なディテールが保存されているため、画質が損なわれることはありません。DaVinci Resolveでは、あらゆるタスクを実行でき、Ultra HDのマスターを納品できます!
DaVinci Resolveは、ハリウッドで絶大な人気を誇るプロ仕様のカラーコレクターであり、他のどのソリューションよりも多くの長編映画で使用されています。プライマリーカラーコレクターのカラーホイールでは、イメージ内のシャドウ、ミッドドーン、ハイライトのバランス調整が可能です。任意のシャドウ/ハイライトポイントを設定して、コントラストを追加することもできます。DaVinci Resolveは、ハイライト、ピボット、カラーブーストなど、より創造性を発揮できるその他のコントロールも搭載しています。使用したいカメラが動いている場合は、スタビライザーを適用できます。セカンダリーグレーディングでは、特定のカラーを変更できます。カーブグレーディング、トラッキング用のPower Window、複数のコレクターノードなどにも対応しています!
Original Footage
After Primary Color Grading