ブラックマジックデザイン、 新しいDeckLink 4K PCI Expressキャプチャーカードを発表
新製品DeckLink SDI 4KおよびDeckLink Studio 4Kは、6G-SDI、HDMI 4K インターフェースに対応し、 SD、HD、Ultra HDのキャプチャー・再生が可能!
NAB 2014、ラスベガス、アメリカ 2014年4月7日 Blackmagic Designは本日、2つの新しいPCI Expressキャプチャーカード、DeckLink SDI 4KおよびDeckLink Studio 4Kモデルを発表した。新モデルは、従来のモデルが持つすべての機能に加え、高速4レーンPCIeインターフェース、6G-SDI、HDMI 4Kインターフェースを搭載しており、SD、HD、そしてUltra HDのキャプチャー・再生が可能。
これらの新製品は、同時キャプチャー・再生に対応しており、DaVinci Resolveなど、同機能をサポートするソフトウェアと使用できる。新モデルは既存のDeckLink SDI、DeckLink Studioモデルの代替製品となるが、価格は値下げしている。DeckLink SDI 4KはUS$295で、DeckLink Studio 4KはUS$595で販売予定。
DeckLink SDI 4KおよびDeckLink Studio 4Kは、NAB 2014のBlackmagic Designブース(#SL219)にて展示される。
これらのDeckLink新モデルは、低価格でUltra HD、6G-SDIおよびHDMI 4Kインターフェースを提供し、新境地を切り開く。新モデルはMac、Windows、Linuxを使ってポストプロダクション作業を行っているユーザー、そしてOEMカスタマーに歓迎されるであろう。
オンセットでのカメラからのダイレクトキャプチャー、マルチノードを使ったライブビデオのグレーディング、そしてオンセットモニターへの送信がすべてライブで可能となるため、DaVinci Resolve 11ユーザーは、このキャプチャー・再生サポートの恩恵を享受できる。また、撮影セットの照明設定が簡単になり、撮影監督、監督、カラリストが協力して作業できる環境を構築することで、フィルムルックを最適化できるのだ。その他にも、R10K RGBをサポートするフレームバッファフォーマット、高フレームレートのサポートなど、DaVinci Resolveユーザーをサポートする多くの機能が、これらの新モデルに搭載される。
またOEMデベロッパーにとっても、新モデルに搭載された機能の数々がシステム開発の助けとなるだろう。フルフレームのゲンロック・タイミングや、すべてのビットレートに対するクローズド・キャプション、自動入力検出サポート、改善されたCRC入力チェック、低遅延およびDirect GPUサポートを搭載し、ピクセルをバッファー領域に直接格納したり、カスタムドライバーを書いたりすることも可能だ。
DeckLink SDI 4Kモデルは、6G-SDI入出力、リファレンス入力、RS422デッキコントロールポートを搭載しており、あらゆるSD、HD、Ultra HDフォーマットをキャプチャー・再生できる。SDIベースのルーティングを使っており、コンピューター用にSDIインターフェースのみを使用しているユーザーにとって最適なソリューションである。
DeckLink Studio 4Kモデルは、SDI、HDMI、アナログなど、様々なデバイスからキャプチャー・再生する必要がある複雑な環境での使用に最適なキャプチャーカードだ。多くのポストプロダクションスタジオでは、打ち合わせの時点でクライアントがどのようなフォーマットを必要としているか分からないことが多くある。しかし、DeckLink Studio 4Kモデルは、6G-SDI、HDMI 4K、アナログコンポーネント、Sビデオ、コンポジットの独立した接続に対応しているので、複数の外部デバイスを一度に接続可能だ。また、独立したオーディオ接続で、2チャンネルのAES/EBU、4チャンネルのバランスプロフェッショナル・アナログオーディオ入出力にも対応している。
DeckLink Studio 4Kカードは、SDI、HDMI以外のインターフェースは、4ピンのブレイクアウトケーブルで接続する。オプションとして、2メートルのブレイクアウトケーブルを購入することも可能だ。 DeckLink SDI 4KおよびDeckLink Studio 4Kは、高性能なワークステーションにインストールでき、放送デザイン、編集、ペイント、カラーコレクション、ビジュアルエフェクトなどの作業に最適なソリューションである。
「多くの新機能を追加したより高品質なDeckLink新モデルは、ユーザーの皆様にとって非常に素晴らしいアップデートです。Ultra HDに対応し、同時キャプチャー・再生が可能です。価格も非常にお求めやすく、ハイエンドのポストプロダクションにとって優れたソリューションとなるでしょう」と、Blackmagic DesignのCEO、グラント・ペティは語る。「今回の新モデルは、既存のモデルを劇的に改善しています。クリエイティブなプロフェッショナルだけでなく、OEMカスタマーの皆様にとっても理想的な製品となるでしょう。」
DeckLink SDI 4Kの主な機能
- 6G-SDI入出力で、SD、1080p60までのHD、2K、Ultra HDキャプチャー・再生をサポート
- ゲンロック/3値シンク入力
- Sony™準拠RS422デッキコントロール
- 非圧縮8/10/12-bit、圧縮ビデオキャプチャー・再生
- 旧モデルのMacPro、Windows、Linuxコンピューターに接続対応
- DaVinci Resolve、Final Cut Pro™、Adobe Premiere Pro™、Photoshop™、After Effects™、などのソフトウェアをサポート
- Windows、Mac、Linuxに対応した無償のデベロッパーSDKを同梱
- Windows、Mac、Linuxに対応した無償のMedia Expressキャプチャー・再生ソフトウェアを同梱
DeckLink Studio 4Kの主な機能
- 6G-SDI入出力で、SD、1080p60までのHD、2K、Ultra HDキャプチャー・再生をサポート
- HDMI 4K入出力で、SD、1080p60までのHDフォーマットをサポート
- コンポーネントアナログ入出力で、SD、1080p60までのHDフォーマット、Sビデオ、コンポジットをサポート
- 4チャンネルのバランスアナログオーディオ入出力(ジャック端子)
- 2チャンネルのAES/EBUバランスオーディオ入出力(ジャック端子)
- ゲンロック/3値シンク入力
- Sony™準拠RS422デッキコントロール
- 非圧縮8/10/12-bit、圧縮ビデオキャプチャー・再生
- 旧モデルのMacPro、Windows、Linuxコンピューターに接続
- DaVinci Resolve、Final Cut Pro™、Adobe Premiere Pro™、Photoshop™、After Effects™、などのソフトウェアをサポート
- Windows、Mac、Linuxに対応した無償のデベロッパーSDKを同梱
- Windows、Mac、Linuxに対応した無償のMedia Expressキャプチャー・再生ソフトウェアを同梱
ご購入と価格
DeckLink SDI 4Kは、US$295で、DeckLink Studio 4Kは、US$595で、Blackmagic Design販売店にて販売中。
フォト
DeckLink SDI 4K、DeckLink Studio 4Kおよびその他のBlackmagic Design製品の写真はこちらwww.blackmagicdesign.com/jp/press/images/
会社概要
Blackmagic Designは、映画、ポストプロダクション、放送業界に向けて世界最先端のビデオ編集製品、デジタルフィルムカメラ、カラーコレクター、ビデオコンバーター、ビデオモニター、ルーター、ライブプロダクションスイッチャー、ディスクレコーダー、波形モニター、リアルタイム・フィルムスキャナーを開発している。Blackmagic DesignのDeckLinkキャプチャーカードは、その品質と価格で放送業界に革命をもたらした。また、エミー™ 賞を受賞したDaVinciカラーコレクション システムは、1984年以降、テレビ、映画業界の中心となっている。Blackmagic Designは、現在も6G-SDI、12G-SDI製品、ステレオスコピック3D、Ultra HDワークフローなどの独創的な革新を続けている。世界をリードするポストプロダクションエディターやエンジニアにより設立されたBlackmagic Designは、現在アメリカ合衆国、イギリス、日本、シンガポール、そしてオーストラリアにオフィスを構えている。詳細はwww.blackmagicdesign.com/jp