SmartView 4K G3は、光接続とSMPTE-2110 IPビデオ接続が内蔵されているので、IP放送システムに直接接続できます。また、12G-SDI入力を2つ搭載しているので、様々なプロ仕様のビデオ機器に接続可能。12G-SDIおよびST 2110 IPビデオ入力の両方から、12G-SDIループ出力接続に出力できます。筐体はこれまでと同じ軽量のアルミ削り出しで、LCDはフル解像度のUltra HDに対応しています。スクリーンのオーバーレイには、フォーカスピーキング、フレームガイド、セーフエリアなどを表示できます。3D LUTも内蔵されているため、クリエイティブなルックの追加や、Logフィルムガンマの変換、カスタムHDRプロファイルの使用が可能です。
取扱販社SmartView 4Kは、2160p60までの12G-SDIおよびST 2110 IPに対応しているので放送に最適。SDIとIPをボタン一押しで切り替えられます!SmartView 4Kはビデオ入力に合わせて、あらゆるSD、HD、Ultra HDフォーマット間で自動的に切り替えます。
ライブプロダクションでは、正確にカメラをモニタリングできる機能を搭載したソリューションを使用することが極めて重要です。SmartView 4Kは、フォーカスピーキング、ズーム、アスペクトレシオマーカー、タリーなどのパワフルな機能を搭載。また、4Kのディスプレイではカメラからの映像の極めて細かなディテールが確認できます。
フライアウェイキットは可搬性と堅牢性に優れている必要があります!SmartView 4Kは軽量のアルミ製で、厚さはわずか数センチなので、自然対流によるラックの換気に優れています。また、カメラや技術モニタリング用の機能が豊富に搭載されています。
SmartView 4Kは極めて丈夫なアルミ削り出し設計で、シンプルな近代的なデザインとなっています。ディープブラックのアルマイト仕上げなので、Blackmagic Designの他の機器と並べて機材ラックにマウントすると、見栄えが良いのが特徴です。また、SmartView 4Kの厚さはわずか数センチです。多くの場合、モニターは機材ラックの一番上に設置されますが、この薄型デザインにより、モニターの後ろが広く空くため、ラック全体が良く換気され、すべての機材が熱くなることを防ぎます。SmartView 4Kの底部には様々なボタンが並んでおり、押しやすいようにわずかに角度がついています。モニターの背面にはビデオ接続が搭載されており、VESAマウントポイントにも対応。
SmartView 4KのLCDは極めて高解像度なので、Ultra HDの全てのピクセルが表示されます。つまり、色忠実度が高い、非常にクリーンな映像でモニタリング作業が行えます。LCDスクリーンに指紋がつくのを防ぐために、SmartView 4Kの画面の下には一列のボタンが搭載されているので、画面に触らずにモニターのコントロールすべてを調整可能。SmartView 4Kは放送用に設計されているので、新しいビデオソースに瞬時にロックします。これは、モニターがルーターに接続されており、異なるタイミングのソースに絶えず入力が変わる場合に非常に一般的です。テレビとは異なり、ビデオはオーバースキャンされていないため、イメージの全ピクセルがLCDの端まですべて表示されます。
SmartView 4Kのフロントパネルは、様々なモニタリングコントロールを搭載。入力ボタンは、2つの12G-SDIビデオ入力と、1つのST 2110 IPビデオ入力を切り替えます。ディスプレイボタンでは、画面の明るさを調整可能。H/Vディレイは放送モニターに従来から搭載されている機能で、イメージのブランキングを確認できます。ブルーオンリーでは、SDのアーカイブコンテンツの色相をチェック可能。ズームボタンでは、カメラのフォーカスを調整する際にイメージを拡大できます。ピーキングはイメージのシャープなディテールをハイライトして表示し、カメラのフォーカス調整にも最適。3D LUTボタンでは、3D LUTのオン/オフと切り替えを実行できます。HマーカーとVマーカーボタンでは、画面上のマーカーを最大4つ表示・調整可能。
カメラでの作業においては、SmartView 4Kにはフレーミングやフォーカスに必要な機能がすべて搭載されており、グラフィックオーバーレイも画面に表示されます。オーバーレイにはセーフエリアとセーフタイトル・マーカーが含まれます。また、縦方向と横方向それぞれ2つ、合計4つの独立したフレームガイドも同時に表示できるので、SNSや劇場映画のフレーミングに非常に役立ちます。マーカーは個別に調整できるため、任意のアスペクトレシオを自由に作成できます!フォーカスピーキングにも対応しており、フロントパネルの専用ボタンでオン/オフを切り替え可能。フォーカスピーキングは、SmartView 4Kを用いたリモートカメラのモニタリングに最適で、リモートカメラのフォーカスを完璧に維持できます!
放送局や劇場映画の制作では、LogフィルムガンマまたはHDRプロファイルでエンコードされたSDIソースを扱うことが多いため、イメージが色褪せて見えたり、正確ではないカラーが表示されることがあります。SmartView 4Kは3D LUTに対応しているのでこの問題を解決できます!つまり3D LUTを用いて、SDIやST 2110入力のカラースペースをSmartView 4Kのスクリーンに再マッピングできます。また、3D LUTをクリエイティブなルックの作成に使用することも可能。3D LUTは簡単に使用でき、SmartView Utilityでアップロードされます。DaVinci Resolveのカラーグレーディングをカスタム3D LUTとして書き出すことも可能。DaVinci Resolveは無償でダウンロードできるので、独自の3D LUTを作成する費用は一切かかりません!
高性能の12G-SDIと10GイーサネットベースのST 2110 IPビデオ入力はマルチレートなので、低い解像度のSDにも対応しており、アーカイブ作業に使用できます。また、放送用のHD、劇場映画用の2Kもサポートしています。対応フォーマットは、525i59.94 NTSC、625i50 PAL、720p50、720p59.94、720p60、1080p23.98、1080p24、1080p25、1080p29.97、1080p30、1080p47.95、1080p48、1080p50、1080p59.94、1080p60、1080PsF25、1080PsF29.97、1080PsF30、1080i50、1080i59.94、1080i60、2Kp23.98 DCI、2Kp24 DCI、2Kp25 DCI、2Kp29.97 DCI、2Kp30 DCI、2Kp47.95 DCI、2Kp48 DCI、2Kp50 DCI、2Kp59.94 DCI、2Kp60 DCI、2KPsF25 DCI、2KPsF29.97 DCI、2KPsF30 DCI。3G-SDIソースへの接続においては、Level AおよびLevel Bビデオフォーマットをサポートしています。
SmartView 4Kは、12G-SDIおよび10GイーサネットベースのST 2110 IPビデオ入力の両方でUltra HDビデオフォーマットに対応しています。Ultra HDビデオフォーマットは、2160p23.98、2160p24、2160p25、2160p29.97、2160p30、2160p47.95、2160p48、2160p50、2160p59.94、2160p60をサポート。4Kフィルムフォーマットは、4Kp23.98 DCI、4Kp24 DCI、4Kp25 DCI、4Kp29.97 DCI、4Kp30 DCI、4Kp47.95 DCI、4Kp48 DCI、4Kp50 DCI、4Kp59.94 DCI and 4Kp60 DCI、4KPsF25 DCI、4KPsF29.97 DCI、4KPsF30 DCIに対応。SmartView 4KはUltra HDや4Kのジョブの理想的なモニターで、今すぐこれらのフォーマットを扱えるようになります。さらに、SmartView 4Kはソフトウェアアップデートが可能なので、新しいテレビ規格が登場しても対応できます。
SmartView 4Kは、IPビデオ規格であるSMPTE-2110に完全に準拠しており、光ファイバーと10G同軸イーサネットを搭載しているので、近代的なIPビデオシステムを構築できます。SMPTE-2110は、IPネットワークを介して放送するビデオ、オーディオ、補助データの伝送、同期、定義を規定しています。SmartView 4Kは、SMPTE-2110-20の非圧縮ビデオ、高フレームレートのUltra HD用のBlackmagic IPコーデック、SMPTE-2110-21のトラフィックシェーピング/タイミング、SMPTE-2110-30のオーディオ、SMPTE-2110-40の補助データに対応。また、選択したビデオ入力は、10GイーサネットSMPTE-2110 IP接続を介して送信でき、複数の送信先に送信できるマルチキャストも完全にサポートされています。
SmartView 4KはNMOSインターフェース仕様に対応しているので、ST 2110ベースのIPビデオ機器すべてが一体となり、大きな仮想ルーターとして動作します。また、Videohub Smart ControlはNMOSコントローラーとして機能するため、ソースをST 2110ベースのIPネットワーク上の送信先にルーティング可能。NMOSインターフェース仕様は、IPネットワーク上でSMPTE 2110機器を見つけ、制御する方法を規定しています。SmartView 4Kは、IPビデオ機器の発見と登録に関するIS-04、IPビデオ機器間の接続を制御するIS-05に対応。つまり、従来型のSDIルーターのように、複数のソースと送信先を接続できます!
ライブプロダクションにおいては、SmartView 4KはBlackmagic SDI Tally Protocolに対応しており、イメージの周りにカラーボーダーがオンエア中は赤、プレビューでは緑に点灯します。このSDIタリーフォーマットは、すべてのATEMライブプロダクションスイッチャーで使用されているので、モニターをスイッチャーのSDI出力に接続するだけで、一本のBNCケーブルで映像とタリーが得られます。つまり、ディレクターがカメラを切り替えるとタリー情報がSDIビデオフィードを介してSmartView 4Kに送信されます。複雑な配線を行う必要はなく、Blackmagic SDI Tally Protocolでは遥かに迅速にセットアップが可能。
SmartView 4Kの設定の変更やソフトウェアのアップデートが必要な場合、SmartView Utilityソフトウェアをダウンロードして、起動するだけです。このソフトウェアはBlackmagic Designのサポートページから無償でダウンロードでき、MacとWindows両方に対応しています。SmartView 4KからUSBで接続できるだけでなく、イーサネットでも接続可能。Utilityを使用して、モニター名をカスタマイズすると、大型のシステムで各モニターを識別できるようになります。また、3G-SDIフォーマットはLevel AとLevel Bから選択可能。ネットワークへの不正アクセスを防ぐために、イーサネットはデフォルトで無効になっていますが、USBを介して接続すると有効になります。
Videohubはパワフルなリモートコントロール・プロトコルに対応しているため、SmartView 4Kを放送システムに統合するためにカスタマイズしたリモートコントロール・ソリューションを構築できます。このプロトコルはテキストベースなので非常に簡単に習得でき、Telnetクライアントも使用可能。これにより、あらゆるコンピュータープラットフォーム、あるいはRaspberry PiやArduinoなどのエンベデッドハードウェアからカスタム・コントロールソリューションを作成できます。LCDの明るさ、コントラスト、彩度、タリー、入力選択を完全にコントロールできるだけでなく、3D LUTの有効化もできます。プロトコルを学ぶには、Telnetアプリでログインし、SmartView 4Kマニュアルのドキュメントを使用して、各コマンドを試すことが最も良い方法です。
SmartView 4Kはオールインワン設計で、内蔵電源を搭載しているので、ブリック型の外部電源を持ち運ぶ必要はありません!ACコンセントに接続するだけで、ライブプロダクションを開始できます。この国際電源は100〜240V ACを自動的に切り替えるので、世界中どこでも使用可能。安全のために、SmartView 4KにはACと12V DC電源が含まれています。ミニコンバーター式の12V DC電源は、バックアップ電源またはバッテリーでの稼働に最適。つまり、遠隔地で電源がない状態での使用が可能になります!仮に内部電源に不具合が生じても、DC電源をつなぐだけで作業を続けられます。