Blackmagic Media PlayerはThunderboltコンピューター用のキャプチャー・再生ソリューション。ライブプロダクションスイッチャーや大規模な放送システムでの再生用に設計されています。ビデオの入出力は同製品の機能の一部に過ぎず、10Gイーサネットとコンピューターへの給電も可能。フィル&キー再生用のデュアル12G-SDI出力、12G-SDIキャプチャー、ネットワークストレージへのアクセス用の10Gイーサネット、ラップトップ電源を単一のThunderbolt接続で得られます。フロントにも個別のThunderbolt接続が搭載されているので、機材のある場所まで行けば、ラップトップに簡単に接続できます!また、DeckLink APIの機能を完全にサポートしているので、ほとんどのビデオソフトウェアで機能します。
取扱販社DaVinci Resolve 19のカットページには、新しいメディアプレーヤー、編集、リプレイ機能が搭載されています。DaVinci Resolveは一般的なビデオファイルフォーマットを扱えるので、クライアントから受け取ったあらゆるファイルを再生可能。放送グラフィックにおいては、DaVinci Resolve 19はアルファチャンネル付きのビデオチャンネルを再生でき、10-bitのSDIフィル&キーとして出力します。新しいマルチソース・ビューアでは、視覚的なメディアのブラウジングが可能で、タイムコードが一致するクリップはすべてマルチビューに表示されます。新しい「オンエア」コントロールでは、スイッチャーのダウンストリームキーヤーを有効にするキー出力が使用できるので、ボタン一つで自動的にオンエアできます。DaVinciは、自動スティンガーも追加できます!ニュースやリプレイに最適なソリューションです。
Blackmagic Media Playerは、放送再生に必要な機能をすべて搭載。デスクトップでも使用できますが、Blackmagic Universal Rack Shelfにラックマウントすることも可能です。フロントパネルにはLCDが搭載されており、入力、ビデオフォーマット、収録/再生フレームバッファーの深度などのビデオおよびオーディオメーターのステータス情報を表示します。オーディオメーターはVUとPPMで切り替え可能。ヘッドフォンソケット、スピーカー、スピーカー用のボタンも搭載しています。スピーカーを有効の状態に保つには、ボタンを二度押します。Blackmagic Media Playerをコントロールルームでマウントしている場合、前面にThunderbolt接続が搭載されているので、ラックまで行けば、コンピューターを接続できます。
Blackmagic Media Playerは、ビデオのキャプチャー・再生、10Gイーサネット、ラップトップ電源を一本のケーブルで伝送できる高速のThunderboltを搭載。フロントパネルとリアパネルの両方にThunderbolt接続があるので、ラックマウントも、ラップトップへの接続も可能です。Thunderboltは、2160p60までのあらゆるSD、HD、Ultra HDビデオフォーマットで、4:4:4:4や4:2:2:4のアルファチャンネル付き大容量ファイルを扱える速度に対応しています。Blackmagic Media PlayerはDeckLink APIを使用するので、ほぼすべてのビデオソフトウェアで機能します。さらに、Thunderboltのリンクは双方向なので、ビデオのキャプチャー、処理、出力をリアルタイムに実行可能。コンピューターをグラフィックの処理エンジンとして使用できます!
Blackmagic Media Playerは、モニタリング、拡張デスクトップ、高速ネットワーク用に多数の接続に対応。すべて1本のThunderboltで接続できます!プログラムのフィル&キー出力は、リプレイが開始されるまでスイッチャーでビデオがキーイングされないようミュート可能。12G-SDIおよびHDMIモニタリング出力は常にアクティブで、次のリプレイをセットアップできます。パワードスピーカー用のバランスオーディオ出力も搭載しています。12G-SDIビデオ入力をスイッチャーのマルチビューでライブモニタリングし、リプレイ可能。10Gイーサネットでは、共有ストレージの個別収録ビデオファイルに高速でアクセスできます。そのほか、DaVinci UI用の拡張デスクトップ接続、キーボードおよびマウス用のUSB拡張接続にも対応しています。
デュアル12G-SDIビデオ出力に対応しているので、Blackmagic Media Playerをライブプロダクションスイッチャーに接続して、透明な部分を含む放送グラフィックをオーバーレイできます。また、ハードウェア内部でRGBAおよびYUVAフレームバッファーをサポート。RGBAグラフィックに関しては、Blackmagic Media Playerは、フィル出力でRGBピクセルを10-bit YUVに、アルファチャンネルを10-bitキー出力に自動的にトランスコードします。この2つのSDI出力はライブプロダクションスイッチャーに送信され、ビデオにキーイングされます。キー出力により、イメージの透明な部分がスムースにブレンドされます。Blackmagic Media Playerは放送グラフィックやスティンガーに最適です。
Blackmagic Media Playerは、DeckLinkやUltraStudioキャプチャー・再生ソリューションと同じDesktop Videoソフトウェアを使用しています。このドライバーでは、コンピューターとの間で、ビデオデータをリアルタイムに双方向で同時に送受信できます。また、データの送受信は極めて低遅延で実行されます。つまり、SDI入力からコンピューターに画像データをキャプチャーすると同時に、コンピューターからSDI出力に画像データを送信できます。これにより、コンピューターを処理エンジンとした優れたソリューションを作成できます。コンピューターをキーヤーとして使用したり、撮影しているビデオ入力に放送グラフィックを生成できると想像してみてください!また、撮影しているビデオにAIベースの処理をオーバーレイするためにも使用できます。
Blackmagic Media Playerは高速の10Gイーサネットポートに対応しており、コンピューターがThunderboltポートに接続されている場合、ネットワークストレージにアクセスできます。つまり、一本のケーブルでビデオとネットワークを接続できるため、追加のイーサネットアダプターは必要ありません。10Gイーサネットは通常のイーサネットの10倍高速なので、再生では一般的に多数のビデオストリームを扱いますが、それに十分な速度が得られます。10Gイーサネットポートは超低遅延なので、高速なアクセスタイムを実現。また、Blackmagic Cloud Storeは10Gイーサネットをサポートしているため、共有メディアや個別収録ファイルにアクセスするために必要な速度に対応しており、DaVinci Resolveで複数のエディターが同時に作業できます。
Blackmagic Media Playerは、最高品質のビデオに対応するように設計されています。Apple ProResやDNxHDなどの広く使用されているビデオフォーマットに加え、10-bit非圧縮のキャプチャー・再生にも対応しているので、一つのファイルフォーマットに固定されることはありません。10-bitは、8-bitビデオの4倍の精度で色を表現できるため、テレビで最も広く使用されているフォーマット。10-bit非圧縮ビデオでは、すべてのイメージはソースとピクセル単位で完全に一致するコピーであるため、常に最高品質で作業を行えます。つまり、極めてシャープなグリーンバックのキーイング、継ぎ目のないVFX合成、優れたカラーコレクションを実行できます!
Blackmagic Media Playerは広く使用されているビデオソフトウェアをすべてサポートしているため、使い慣れたツールで作業できます!Blackmagic Media Playerは、DaVinci Resolveでの放送編集やカラーコレクションに最適。Blackmagic Media Playerはキャプチャー・再生を同時に実行できるので、DaVinci Resolveのライブグレーディング機能を使用して、ビデオのキャプチャー、カラーコレクションの適用、そして出力を同時に行うことも可能です!また、Final Cut Pro、Media Composer、Premiere Proなどの編集ソフトウェアなどとも機能します。FusionやAfter Effects、Photoshopで美しいVFXを作成することも可能。
放送グラフィックやタイトルの作成には、グラフィックデザイナーが使い慣れた同じツールを使用したいはずです。これにより、創造性を最大限に発揮でき、新しいツールを習得する必要がなくなるからです。Blackmagic Media Playerは、DaVinci Resolveに統合されているVFXソフトウェアであるFusionの他、Adobe After EffectsやPhotoshopとも互換性があります。Fusion StudioはパワフルなノードベースのVFX合成ツールで、2Dおよび3D環境、数百種類のエフェクトなどに対応。また、Fusionは無償でダウンロードでき、DaVinci Resolveで使用できます!同梱のBlackmagic Media Expressソフトウェアを使用して、ビデオをファイルにキャプチャー・再生し、Fusion、After Effects、Photoshopにロードすることも可能。
Blackmagic Media Playerの12G-SDIビデオ接続は、最新のUltra HDビデオフォーマットをサポートしています。Ultra HDビデオフォーマットは、2160p23.98、2160p24、2160p25、2160p29.97、2160p30、2160p47.95、2160p48、2160p50、2160p59.94、2160p60をサポート。4Kフィルムフォーマットは、4Kp23.98 DCI、4Kp24 DCI、4Kp25 DCI、4Kp29.97 DCI、4Kp30 DCI、4Kp47.95 DCI、4Kp48 DCI、4Kp50 DCI、4Kp59.94 DCI and 4Kp60 DCI、4KPsF25 DCI、4KPsF29.97 DCI、4KPsF30 DCIに対応。Blackmagic Media Playerでは今すぐUltra HDや4Kを扱えるようになるため、放送局に理想的なソリューションです。また、ソフトウェアアップデートに対応しているので、新しいテレビ規格も後日に追加可能。
Blackmagic Media Playerには12G-SDIが搭載されていますが、これらの接続はマルチレートで、アーカイブ用に低解像度のSD、放送ビデオ用にHDにも対応しています。対応フォーマットは、525i59.94 NTSC、625i50 PAL、720p50、720p59.94、720p60、1080p23.98、1080p24、1080p25、1080p29.97、1080p30、1080p47.95、1080p48、1080p50、1080p59.94、1080p60、1080PsF25、1080PsF29.97、1080PsF30、1080i50、1080i59.94、1080i60、2Kp23.98 DCI、2Kp24 DCI、2Kp25 DCI、2Kp29.97 DCI、2Kp30 DCI、2Kp47.95 DCI、2Kp48 DCI、2Kp50 DCI、2Kp59.94 DCI、2Kp60 DCI、2KPsF25 DCI、2KPsF29.97 DCI、2KPsF30 DCI。3G-SDIソースに接続している場合、Level AとLevel Bで切り替えられます。
RS-422は、1980年代初期から放送デッキで最も幅広く使用されているコントロール用インターフェースです。Sonyにより開発されたRS-422は、ほぼ全ての放送機器に搭載されていると言っても過言ではありません。Blackmagic Media PlayerはRS-422デッキコントロール入力を搭載しているので、放送自動化システムを用いてリモートポートに対応しているソフトウェアを遠隔操作できます。また、ディスクレコーダーの管理用にAdvanced Media Protocolのコマンドもサポート。RS-422は簡単に使用でき、Blackmagic Media Playerのマニュアルには、対応しているリモートコントロールコマンドのドキュメントも含まれています。このマニュアルは、弊社ウェブサイトのサポートページからダウンロードできます。
Blackmagic Media Player用にカスタムソリューションを開発したい場合は、Mac、Windows、Linuxに対応した無償のBlackmagic Desktop Video SDKをダウンロードするだけです!デベロッパーSDKを使用すると、社内用、あるいは他の放送局に販売するための独自のソリューションを簡単に開発できます。Desktop Video SDKは、柔軟性が必要な場合には、ハードウェアのコントロールが低水準で実行でき、一般的なタスクには、使いやすい高水準のインターフェースで作業できます。何千ものメーカーやデベロッパーがBlackmagic DeckLinkカードを製品に使用しているので、Desktop Video SDKは強固な基盤を提供するため、安心して商業品質の放送ソリューションの開発を行えます。