ブラックマジックデザイン、Fusion 8.1アップデートを発表
Fusion 8.1アップデートで、Mac/Windowsで使用できるAvidのFusion Connectを追加！
アメリカ合衆国カリフォルニア州フレモント 2016年6月06日 - Blackmagic Designはこの日、AvidのFusion Connectおよび最新Avid Artist DNxIOビデオインターフェースとの互換性を追加する無償のFusion 8.1アップデートを発表した。Fusion 8およびFusion Studioのユーザーは、Blackmagic DesignのウェブサイトからFusion 8.1アップデートをダウンロードできる。
これまでAvidのFusion Connectは、Fusion StudioをWindowsで使用した場合のみ利用可能で、価格は$995だった。Fusion 8.1は、AvidのFusion Connectを無償版のFusionに追加。さらにMac/Windowsの両方がサポートされ、Media ComposerとAvid Artist DNxIOビデオインターフェースを使用するユーザーに対応した。
AvidのFusion ConnectはAVXプラグインで、Avidを使用するエディターはMedia ComposerとFusionの間でシングルクリップ、クリップのシーケンス、多量のレイヤーをラウンドトリップし、ビジュアルエフェクトやモーショングラフィクを追加できる。Media ComposerタイムラインのクリップにAvidのFusion Connectを適用すると、ノードツリーを含むFusion構成が作成され、Media Composerの適切なソースにリンクされる。
AvidのFusion Connectはバージョニングにも対応しているため、Media Composerのタイムラインでライブ再生やテストが可能な複数のバージョンを簡単に作成・テストできる。エディターに必要な作業はタイムラインでFusion Connectクリップを選択し、再生するバージョンを選択するだけだ。AvidのFusion Connectは複数のバージョンを管理できるため、エディターはタイムラインで多くのクリップを積み重ねる必要がない。 Avid Media ComposerのFusion Connectクリップは、16-bit/32-bit浮動小数点のいずれかで処理することで最大限のイメージ品質が得られる。Fusionは解像度非依存で、無制限のレイヤーが使用可能。さらに膨大なツールセットとAvidの非圧縮ワークフローに対応しており、ビジュアルエフェクトやモーショングラフィックの作成、シーケンスの品質向上が可能だ。
AvidのFusion Connectによって、エディターは自身のビジュアルエフェクトやモーショングラフィックを使用でき、ストレージを共有している場合はネットワーク上の他のアーティストとコラボレーションすることも可能だ。AvidのFusion Connectでタイムラインのショットを送信し、同じストレージを共有しているビジュアルアーティストがそれを使用できるのだ。この機能によって、VFXショットと並行して編集を継続できる。Avid Media ComposerのタイムラインにFusion Connectクリップが表示され、これらのクリップはいつでも更新可能。つまりエディターは、常にレンダーされたばかりの最新バージョンのVFXを確認できるのだ。 「Fusion Studioは、私の編集ツールの片側半分です」と話すのは、「ハンガーゲーム」3部作、「アメイジング・スパイダーマン」、「グリーンマイル」などで知られるA.C.E.のエディター、アラン・エドワード・ベル（Alan Edward Bell）氏。「毎日、朝から晩までFusion Studioを使っています。Fusionの豊富なツールセットや機能がなかったら、私の名が知られるきっかけとなったパフォーマンスを引き立てるビジュアルエフェクトは作れませんでしたね。まだFusionを使っていないのであれば、今すぐダウンロードすることをお勧めします。」 「今回の新しいFusion 8.1アップデートはエキサイティングなもので、MacまたはWindowsでMedia Composerを使用するエディターたちが、それぞれのワークフローにシームレスにFusionを統合できるようになりました」と、Blackmagic DesignのCEO、グラント・ペティは語る。「Fusion、Media Composer、DaVinci Resolveのビジュアルエフェクト・パイプラインが、今まで以上に簡単に構築できるようになったのです！」
Fusionについて
Fusionはハリウッドの主要なビジュアルエフェクト/モーショングラフィックツールのひとつであり、過去25年に渡って何千本もの劇場映画やテレビ番組で使用されてきた。主要な作品に「マイティ・ソー」、「オール・ユー・ニード・イズ・キル」、「ハンガーゲーム」3部作、「ホワイトハウス・ダウン」、「GALACTICA/ギャラクティカ」などがある。
Fusionは、ノードベースのパワフルなインターフェースを搭載。洗練されたビジュアルエフェクト合成を驚くほど簡単に構築できる。ノードは小さなアイコンで、エフェクト、フィルター、他のイメージ処理操作を表示。ノード同士をあらゆる順番で接続することで、無制限のビジュアルエフェクトを作成できる。ノードはフローチャートのように論理的に配置できるため、ユーザーはフィルターやエフェクトを含む複雑に入れ子化したレイヤーを探し回る必要がない。タイムラインベースのアプリケーションと同様、Fusionで作成するプロジェクトでは、ノードをクリックするだけで確認・調整が可能だ。
数多くの内蔵ツールで構成されるツールセットは、キーイング、オブジェクトのトラッキング、ロトスコープ、イメージのリタッチ、タイトルのアニメート、高品質なパーティクルエフェクトの作成などに対応。これらすべての作業を真の3Dワークスペースで実行できる。Fusionは3Dモデル、ポイントクラウドデータ、カメラからの読み込みにも対応。さらにMaya、3ds Max、Lightwaveなどから3Dシーン全体を読み込み、他のエレメントとシームレスにレンダリングできる。ディープピクセルツールを使用すれば、ワールドポジションパスを使って、霧や光のボリューメトリックエフェクト、レンダーしたオブジェクトの反射のマッピングを追加できる。つまりユーザーは、優れた大気効果を作成して、数秒でレンダリングできるのだ。
Fusionのバージョン
Fusion 8は2つのバージョンから選択：
MacおよびWindows対応のFusion 8 は、Blackmagic Designのウェブサイトから無償でダウンロード可能。Fusion 8は、プロ仕様の機能をすべて搭載した3Dビジュアルエフェクト/合成ソフトウェア。エフェクト、モーショングラフィック、ブロードキャストデザインなどを手がける個人アーティストに最適。Fusion 8は、2D/3D合成およびモーショングラフィック用の機能を搭載。ペイント、ロトスコープ、タイトル作成、アニメーション、マルチキーヤー、優れた3Dパーティクルシステム、高度なキーフレーミング、GPUアクセラレーション、他のアプリケーションからの3Dモデル/シーンの読み込みおよびレンダリングなど、膨大なツール群を搭載。
MacおよびWindows対応のFusion 8 Studio は、$995からの価格で販売中。Fusion Studioは、無償版のすべての機能に加え、高度なオプティカルフロー画像解析ツールを搭載。ステレオスコピック3D作業、リタイム、スタビライゼーションなどに対応。またFusion 8 Studioは、サードパーティ製のOpenFXプラグイン、無制限の分配ネットワーク・レンダリングにも対応。さらに複数ユーザーのコラボレーション作業を管理する「Generation」も搭載しており、大人数のチームで複雑なプロジェクトを手がけている場合でも、複数のユーザーがショットをトラッキング、管理、確認できる。
ご購入と価格
Mac OS XおよびWindows対応のFusion 8 は、Blackmagic Designのウェブサイトから無償でダウンロード可能。
Mac OS XおよびWindows対応のFusion 8 Studioは、世界中のBlackmagic Design販売店より$995で購入できる。
Fusion 8 Studioのマルチユーザーライセンスは世界中のBlackmagic Design販売店で購入可能：
- Fusion 8 Studio 10ユーザーライセンスパック US $8,955
- Fusion 8 Studio 20ユーザーライセンスパック US $17,895
- Fusion 8 Studio 50ユーザーライセンスパック US $44,495
フォト
Fusion 8および他のBlackmagic Design製品の写真はこちら www.blackmagicdesign.com/jp/press/images
会社概要
Blackmagic Designは、映画、ポストプロダクション、放送業界に向けて世界最先端のビデオ編集製品、デジタルフィルムカメラ、カラーコレクター、ビデオコンバーター、ビデオモニタリング、ルーター、ライブプロダクションスイッチャー、ディスクレコーダー、波形モニター、リアルタイム・フィルムスキャナーを開発している。Blackmagic DesignのDeckLinkキャプチャーカードは、その品質と価格で放送業界に革命をもたらした。また、エミー™ 賞を受賞したDaVinciカラーコレクション システムは、1984年以降、テレビ、映画業界の中心となっている。Blackmagic Designは、現在も6G-SDI、12G-SDI製品、ステレオスコピック3D、Ultra HDワークフローなどの独創的な革新を続けている。世界をリードするポストプロダクションエディターやエンジニアにより設立されたBlackmagic Designは、現在アメリカ合衆国、イギリス、日本、シンガポール、そしてオーストラリアにオフィスを構えている。詳細はwww.blackmagicdesign.com/jp
ダウンロード
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