井村宣昭氏, MICRO CINAMA CAMERAをミュージックビデオの撮影に活用

東京、日本 2017年 7月 20日 - ブラックマジックデザインはこの日、株式会社I-7の代表であり、数々のトップアーティストのミュージックビデオを数多く手がける撮影監督の井村宣昭氏が、スピッツ、Fo’x Tails, およびSiM/Crossfaithのミュージックビデオの撮影にBlackmagic Micro Cinema Cameraを使用したことを発表した。

株式会社I-7は、カメラマンとカラリストを抱える少数精鋭のプロフェッショナル集団。井村氏は同社立ち上げ以前から、撮影監督としてAKB 48、安室奈美恵、ONE OK ROCKなど数多くのアーティストのミュージックビデオや、CM、コンサート映像の撮影を手がけてきた。

「カメラマンは独立してしまうと技術共有がなくなってしまう。もともとマルチカメラの撮影の仕事が多く、一緒に仕事するカメラマンと一緒に成長できれば、と思って立ち上げたのがこの会社です」と井村氏は話す。

その井村氏が撮影したミュージックビデオに、Blackmagic Micro Cinemaが活躍している。そのひとつは人気バンド、スピッツの「みなと」で、モノクロ映像にアニメーションと実写を組み合わせた作品で、実写部分はすべてMicro Cinema Cameraで撮影された。

「この作品は監督から古い映画のようにしたいとリクエストがありました。Production Camera 4Kは以前から使っているので、Blackmagic特有の質感は、フィルムっぽさを出すのに適しているというのが選定の理由のひとつです。35mmセンサーのカメラを使わなかったのは、紙芝居のような感じを出したいということだったので、被写界深度が深めで16mmのフィルムらしさを出すためにMicro Cinema Cameraを使いました。」

井村氏は続ける。「スピッツのメンバーも撮影された素材を見てよろこんでいました。綺麗すぎたので、演出的に古い絵本のような感じにしたかったので、後処理でわざと荒くしたくらいです。」

もうひとつは、Red Bull Air Race 2016のテーマ曲にも選ばれたSiMとCrossfaithのコラボ曲「GET iT OUT」でスピード感がありエネルギッシュな楽曲となっている。その楽曲の魅力を十分に伝えられるよう、ミュージックビデオは飛行場で演奏するバンドをカメラカーやクレーン、飛行機などから撮影しており、Blackmagic Production Camera 4KとMicro Cinema Cameraをはじめ、数多くのカメラが使用された。Production Camera 4Kはカメラカーの後方部、Micro Cinema Cameはエアレース用の飛行機の翼部分に搭載して撮影された。

「Micro Cinema Cameraは空撮でコンパクトに使えるカメラで質感もいいですね。メインで使っているシネマ系カメラとのマッチングもしやすかったです。他の小型カメラだと、グレーディングをしても、なかなかここまでのトーンに持っていけないんです。」

ロックバンドFo’x Tailsの「The Liberty」でも同様に、激しいサウンドをいかして、マルチカメラでスピード感のある撮影が行われた。同作品では、Micro Cinema Cameraを自社製の特機に搭載して、そのカメラを回転させるという非常にユニークな使い方をしている。こうすることで、映像が回転するような効果が出せるのだ。

「この特機に載せられるのはかなり小型なものに限定されます。そのおかげで特機を手持ちして、回転させるといったような大胆な使い方ができるんです。そのうえ、レンズ交換ができて、ダイナミックレンジも広い画が撮れるというのはメリットですね。」

これらの作品はすべて、I-7のDaVinci Resolve Studio でグレーディングされた。「弊社ではオフラインの状態からグレーディングされている状態にしたいので、すべての素材をグレーディングしています。オフライン編集が上がってきて、まだ時間に余裕があれば、そのあとさらにグレーディングの調整をしますね。」

「規模の大きなコンサート映像などでは、カメラが30台以上になることもあって、さらにカメラの種類がバラバラなのでそのマッチングをResolveですべて行っています。スピードも速いのでイメージするルックにすばやく近づけられる。グレーディングするには一番トーンを作りやすいツールだと思います。」

フォト

Blackmagic Micro Cinema Camera, Blackmagic Production Camera 4K, DaVinci Resolve Studioおよびその他のBlackmagic Design製品の写真はこちら www.blackmagicdesign.com/jp/media/images [https://www.blackmagicdesign.com/jp/media/images]

会社概要

Blackmagic Designは、映画、ポストプロダクション、放送業界に向けて世界最先端のビデオ編集製品、デジタルフィルムカメラ、カラーコレクター、ビデオコンバーター、ビデオモニター、ルーター、ライブプロダクションスイッチャー、ディスクレコーダー、波形モニター、リアルタイム・フィルムスキャナーを開発している。Blackmagic DesignのDeckLinkキャプチャーカードは、その品質と価格で放送業界に革命をもたらした。また、エミー™ 賞を受賞したDaVinciカラーコレクション システムは、1984年以降、テレビ、映画業界の中心となっている。Blackmagic Designは、現在も6G-SDI、12G-SDI製品、ステレオスコピック3D、Ultra HDワークフローなどの独創的な革新を続けている。世界をリードするポストプロダクションエディターやエンジニアにより設立されたBlackmagic Designは、現在アメリカ合衆国、イギリス、日本、シンガポール、そしてオーストラリアにオフィスを構えている。詳細はwww.blackmagicdesign.com/jp

